おねしょについて

2015年10月9日

こんばんは、小児はり・こども整体の神戸市東灘区しみず鍼灸整骨院です。

当院では、小児はり・子ども整体に力を入れているので

「おねしょ」を何とかしたい方が、たくさん来られています。

それも、小学生以上の子どもさんたちが。

一般的に3歳以上の子どもさんで、夜間におもらしをしてしまうことを

「おねしょ」「夜尿症」と言いますが、高年齢化しています。

小児科のドクターが言っている原因として

①夜間の尿量が多い。(必要なホルモンの不足)

②夜間の膀胱容量の不足。(尿を貯めておくことが出来ない)

③睡眠障害

④心理的ストレス

⑤膀胱や腎臓の器質的異常

があります。

ただ、これもなかなかはっきりとした原因は特定しにくいそうです。

(心配な方は、医療機関の受診も勧めています。)

 

では、当院の施術はどうするかというと

体全体の緊張、特に 排尿中枢がある腰から仙骨の緊張を取りつつ

棒灸(体から離して温めるお灸)で温めます。

そうすることで、体の緊張と冷えを改善します。

 

ただ、ここでひとつ問題があります。

それは、「紙おむつ」の存在です。

今来られる子どもさんのほとんどは、毎晩紙おむつをして寝ています。

そして、朝起きると「あー今日もおねしょしたね。」と

たっぷり尿を吸って重くなった紙おむつを脱いで、

普通のパンツをはいて学校や幼稚園に行くのです。

そこに、気持ち悪さ(今の紙おむつは素晴らしい)も罪悪感もないのです。

それが、当り前の日常として何年も過ごしてきたのです。

親御さんも、このままではいけないと思いつつも

朝は忙しいので、濡れた布団の後始末より紙おむつの処理を選んでしまって

いるのです。

せっかく体が整ってきても、これではなかなかおねしょは改善しません。

ですので、当院では施術と並行して

紙おむつはやめて、普通のパンツをはいて

お布団には防水シートを敷くことをお願いしています。

「気持ち悪いから、おねしょを治そう。」という気持ちを持ってもらうのも

大切だと考えています。

親子、そして私にも「治すんだ。」という覚悟が必要です。