子どもの治療 診るときのポイント

2017年03月10日

こんばんは!

神戸市東灘区本山中町のしみず鍼灸整骨院の清水です。

今日のテーマは「子どもの治療 診るべきポイント」(私の場合)です。

今、当院では0歳~91歳の方が来院されています。

その中でも、子どもの治療には特に力を入れています。

なぜなら、これからの彼ら彼女らの人生において、今ここで体を整えておくか

否かで大きく方向性が違ってくると思うからです。

小さい時から、不調を抱えてその子の持っている本来の力を発揮できないなんて

親御さんたちも嫌でしょうし、私も嫌です。

私も小児はりを通して、子どもさんを治療するようになって約10年です。

そういう中で、子どもたちの症状というか身体が少し違ってきていると感じています。

夜泣き・かんむし・おねしょなど10年前も今も症状としては変わりませんが、

子どもたちの体質というか身体自体が変わってきています。

例えば、眉毛と眉毛の間に血管が青く浮いているとか、髪の毛が逆立っていると

かんむしが強いね。と分かったんですが。

私は、その子の持っているパワーというかエネルギーというか身体から発せられる力を

感じています。

ポイントとしては、目ですね。目力なんて言いますよね。

それが昔は強かったですね。

このあふれる力、エネルギーのやり場に困って発散の仕方が

「ギャーーーーー」とかんむしであり夜泣きだったんですね。

今は、目力が弱い、なんとなくボーっとしてる、すごく疲れた感じなんですよね。

1歳・2歳の子どもが疲れてるんですよ。

子どもの身体をコップの水に例えると、

昔は水があふれてたんですね。

だから、私は鍼で水を溜め込まないように吐き出すような治療をすればよかったんです。

短期間で集中的に治療して。

でも、今の子どもたちはコップに水が溜まっていない。

大きな穴が空いていたら、病気なんですがそうではない。

溜まってるはずの水が、穴も開いていないのに、どこからか漏れてなくなってしまってる。

だから私は、漏れてる隙間を丁寧に埋めて、ちゃんとエネルギーが溜まる身体を作っていくのが

役目だと思っています。

子どもが子どもらしく走り回れる身体を作っていく。

なので親御さんには、少し長い期間診させてほしいと伝えています。

今のこどもの治療は大人の治療と同等、いやそれ以上のものが求められています。

でもね、やっぱり子どもの治癒力は凄いです。

こちらの想像を超えるものを見せてくれます。

子どもは、かわいいよね。治療は楽しいよね。