2016年05月18日
お久しぶりです。東灘区しみず鍼灸整骨院です。
4月から新年度、新学期が始まり緊張と疲れが溜まってきて、体調を崩す子どもさん、
お母さんが多くなってきてます。
あなたは、大丈夫ですか?
肘内障(ちゅうないしょう)ってご存知ですか?
簡単に言うと、子ども2~5才くらいの肘関節の脱臼です。
図に載せたのですが、骨の頭がしっかり発達する前に靭帯が外れてしまって起きます。
よくあるパターンが、ぐずってる子どもの手をお母さんが「行くよ」って引っ張って
抜けます。
完全に抜けると、痛いです。めちゃくちゃ痛いです。大泣きします。手をだらんとして
触らせません。
連休前に来たNちゃんは、完全に抜けてない、中途半端に抜けて止まってるパターンでした。
Nちゃん4才は、水曜日の夕方、保育園帰りに定期的に小児はりを受けにきました。
そこでお母さんから「月曜日に自転車にNを乗せたところ、自転車ごと倒れてしまって
Nも腕を打ったみたいで、一応整形外科でレントゲン撮ってもらったんですけど打撲ですって
言われました。」とシップを貼った腕を見せてくれました。
私は、見ただけでピンときました。
「お母さん、肘内障といって肘の脱臼です。」と上の図を見せて説明しました。
クリクリっと整復しました。
整復自体は難しくはありませんが、何せ小さいし痛いので嫌がります。
念のため、翌日も来てもらうことにしました。
帰る頃には、痛かった右手を使って荷物も持っていたし大丈夫かなと。
そして、翌日満面の笑みで来てくれました。「もう痛くない!」
痛い時は、保育園でも箸やスプーンを使うのも嫌がってたみたいです。
めでたし、めでたし!!
ここで、ポイント!
①靭帯は、レントゲンには映らない。
②お医者さんも万能ではない。
③完全に脱臼した場合は、分かりやすいし、子どももおお泣きしますが、
今回のように、半分抜けかけの亜脱臼状態が一番難しい。
解決策としては、子どもが怪我したときは、第一選択肢として整形に行く。
それでも、痛がる場合、(今回の場合は打撲であったならば、2日経ってたら
ちょっとは痛みが引いてるはずが全然引いてない)は、信頼のできる整骨院(しみず鍼灸整骨院)に診てもらう。
今回も、たまたま当院に来る予定だったから2日でよくなったけど、Nちゃんは我慢強いから
そのまま1週間くらいは放ったらかしになっていた可能性もありましたね。
やはり、子どもを守るのは親御さんです。
何か起きる前に、普段から信頼のできるお医者さん、治療院を見つけておくことは大事です。
ビクビクする必要はありませんが、お子さんをよく観察し普段と違う何か違うと感じるときは
しかるべき医療機関にかかるべきですね。
当院は、そん親御さんの味方です。いつでも相談に乗ります。
もちろん、当院も万能ではございませんので、出来ることと出来ないことをお伝えし病院に行った方がいいときは、その旨をお伝えします。」」」